「SASUKE」の撮影で知られる緑山スタジオとは?

今回は、横浜市青葉区の西端にある、緑山スタジオの施設やアクセス方法などについて紹介します。
緑山スタジオは、ドラマの撮影や視聴者参加型のスポーツエンターテインメント番組「SASUKE」などで使用されている、TBSホールディングスが所有するテレビスタジオ。
基本的に芸能人が利用する施設なので、「青葉区に住んでるけど緑山スタジオについてよく知らない」という人も多いのではないでしょうか。
記事の後半では、一般の人でも緑山スタジオを利用できる事例などを紹介するので、緑山スタジオに興味のある人は、ぜひチェックしてみてくださいね。
目次
緑山スタジオとは?

緑山スタジオは、横浜市青葉区緑山にある、日本最大規模のコンテンツ制作スタジオ。
TBSホールディングスの、パッケージ番組の収録に特化した設備および制作拠点として、8万坪(東京ドーム約5、6個分)の広大な敷地に開設されました。
緑山スタジオの概要は、以下のとおりです。
名称 | 株式会社 緑山スタジオ・シティ(MSC) |
創立 | 1982年7月28日 |
主な事業 | スタジオ・オープンスタジオ・美術制作施設などの運営 / 保守管理業務・ 各種催事の企画 / 運営実施 |
住所 | 神奈川県横浜市青葉区緑山2100(一部施設は2300) |
問い合わせ先 | 045-963-0618(緑山スタジオ・シティスタジオ管理部) |
つのスタジオに美術工房、衣裳倉庫などさまざまな施設や設備のほか、大規模な野外セットでの撮影を可能とするオープンセットエリアを備えています。
緑山スタジオの施設案内
緑山スタジオ・シティは、青葉区緑山の町域の大半の敷地を占めています。
町の中央の道路「こどもの国通り」の東側に「TBS番組センター棟」や「スタジオ」などがあり、西の北側の広大なスペースを占めているのが「西側上段広場」です。
スタジオには、下記の施設があります。
- スタジオ(180坪のスタジオが3つと240坪のスタジオが2つ)
- 「THE SEVEN」専用スタジオ(300坪)
- 副調整室(スタジオサブ)
- スタジオ前室
- 控室(個室あり)
- メイクコーナー
- セッティングスペース
- 食堂
- M’SHOP(コンビニ)
- レインボー(フリースペース)
- 仮眠室
いずれも、出演者やスタッフなど、施設利用者のみしか利用はできません。
緑山スタジオへのアクセス方法

緑山スタジオの最寄り駅は、町田市の小田急線「鶴川駅」か、青葉区であれば東急田園都市線「青葉台駅」です。
ただし、最も近い鶴川駅からでも徒歩で約40分かかり、一般的には最寄りの駅からバスを利用するか、車でアクセスします。
各駅からバスを利用した際のアクセス方法は、以下のとおりです。
小田急線 「鶴川駅」下車 | 小田急バス「奈良北団地」行きか「三菱ケミカル前」行きの バスに乗車して「緑山スタジオ」で下車 |
東急田園都市線 「青葉台駅」下車 | ・東急バス「奈良北団地折返場(松風台 / こどもの国経由)」 行き(青118)に乗車して「奈良地区センター前」で下車 ・東急バス「青61系統」に乗車して「日体大」で 「緑山61・62」に乗り換えて「緑山スタジオ」で下車 |
小田急バスの「奈良北団地」行きは、ことり橋経由は緑山スタジオに停車しないので注意しましょう。
また、「奈良地区センター前」で下車する場合は、そこから緑山スタジオまで、徒歩で10分ほどかかります。
車で行く場合は、高速を利用するのであれば、中央自動車道なら「稲城IC」、東名高速道路なら「横浜青葉IC」が最寄りのインターチェンジです。
緑山スタジオは一般の人は入れる?

結論を述べてしまうと、緑山スタジオは、従業員および撮影関係者などしか利用できず、通常は一般の人は入れません。
お台場のフジテレビや汐留の日本テレビのように、一般開放しているエリアはなく、スタジオ内の食堂やコンビニなどに入れるのも施設利用者のみです。
ただし、役者さんなど芸能人以外は全く利用できないのかというと、必ずしもそういうわけではありません。
緑山スタジオでは、過去にさまざまなイベントを行なっており、今後のそのような機会があれば、緑山スタジオの施設に入れるチャンスがあります。
直近の例としては、2025年3月に「緑山マルシェ観桜会」が開催され、2024年には青葉区制30周年を記念して、青葉区民による緑山スタジオ内の見学なども行われました。
そのほか、中学生・高校生を対象としたキャリア教育プログラムなども設けています。
一般の人が利用できるケース
一般の人が緑山スタジオを利用できる機会は、主に以下のようなケースです。
- 緑山スタジオで行われる「SASUKE」やMTBなどの競技会への参加
- 緑山スタジオで撮影するドラマのエキストラに参加
- 緑山スタジオで開催される一般向けイベント(緑山マルシェや観桜会など)
「SASUKE」やドラマのエキストラなどは基本的に選考になるので、ハードルは高いですが、緑山スタジオ内に入れる機会ではあります。
なお、緑山スタジオには特設BMXコースがありましたが、2022年の3月をもって閉場しました。
情報をこまめにチェックする必要はありますが、緑山スタジオで開催されるイベントが最も参加しやすいでしょう。
緑山スタジオキャリア教育プログラム
横浜市は、TBSホールディングスとの包括連携協定により、2023年に中学生・高校生を対象とした緑山スタジオの見学や体験ができるキャリア教育プログラムを新設しました。
「緑山スタジオキャリア教育プログラム」の概要は、以下のとおりです。
対象 | 修学旅行で横浜を訪れる中学生・高校生および 職業体験を行う中学生・高校生 |
内容 | 1.紹介ビデオ視聴 2.実際のスタジオや制作現場の裏側を見学 3.ドラマ制作が体験できるワークショップなど |
実施日 | 平日 10:00〜16:00(実際の所要時間は3〜4時間) ※要相談 |
料金 | 2,000円(税込) / 名 (ランチ希望は別途税込600円が必要) ※引率者の参加費は不要 |
定員 | 9〜40名 ※別途引率者(教員か添乗員)が必要 |
申込期間 | 見学希望日の1年半前〜3ヶ月前まで |
注意点としては、スタジオ内の写真撮影やSNSなどへの情報掲載が固く禁じられているため、引率者はしっかり生徒の統制をとる必要があります。
学校の教員か修学旅行を扱う旅行会社であれば、「緑山スタジオキャリア教育プログラム利用申込書」に必要事項を記載して、横浜市観光協会に申込が可能です。

緑山スタジオに入れる機会は貴重!イベント情報をお見逃しなく!
一般開放エリアのない緑山スタジオは、一般の人にとっては、なかなか足を運ぶ機会はないかもしれません。
ただし、「緑山マルシェ観桜会」や青葉区民によるスタジオ見学など、チャンスが全くないわけではなさそうです。
それこそ、「SASUKE」の出場を目指していれば、緑山スタジオに入れる可能性はあります。
俳優などの活動をされている人は、国内最大級のスタジオ撮影を体験できるので、エキストラに応募してみるのも良いかもしれませんね。
アクセスしやすい青葉区民の人は、貴重な機会になるので、緑山スタジオで開催されるイベント情報を見逃さないようにしてくださいね。
